戦前、扇月清風堂という名で伊勢で和菓子屋を創業いたしました。
当時では珍しい、蓄音機を置いた純喫茶も営業しており、とても人気だったそうです。
戦争中は砂糖の供給がなかったため営業を中止。
戦後は紅谷に改名し、再開いたしました。
先代は洋菓子職人だったため和洋菓子店として地元の方に愛される菓子屋になりました。

先代が作り上げた、古き良き伝統を守り、また、時代によって、お店も日々変化を大切にしながら、より良いお菓子作りを心掛けております。
その日の気候や気温によって生地の状態を職人が見極め、お菓子作りをしております。一つずつ丁寧に作っている手仕事ならではの職人技です。

伊勢は餅菓子が多い事から、初代が伊勢参りをしたお客さんに日持ちのするお菓子をと伊勢音頭せんべいを考案しました。
伊勢の地で昔からお茶請けやお手土産として幅広く現代でも老若男女問わず、皆様にご愛用して頂いております。